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居住者の社会階層,年齢階級の画一性

(ハーヴェイ;1980,p.92)ことが示されるとともに,ノン・ホワイトの中心
都市への沈澱をいわゆるフィルタリング・ダウンという形でメトロポリス空間
に埋め込む端緒形態が観られるからである」(p.203)。この意味で「1970年以
降取り沙汰されるようになる『都市の危機』の遠因は,すでに郊外化のメカニ
ズムそのものに内在するものであった」(p.204)とし,「中心都市が豊かな白
人の流出によって財政基盤が弱まるにもかかわらず,『利用空間』として日々
中心都市に流入してくるサバーバナイトの昼間型需要の諸機能の充足と都市イ

ンフラストラクチャーの整備に追われるという段階から,こうした『郊外によ
る中心都市の搾取」を放置したまま格差=社会的不平等の構造を内包したメト
ロポリス的生活様式が臨界局面に達し,メトロポリス全体が疲弊の色を濃くし
ているという段階に至っている」(p.206~207)と指摘した。

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こうしたことから,吉原(1993)は大都市の危機を招いた郊外化の進展に関
して,メトロポリス自体の存寸基盤を危うくするようになってからは,サバー
バニズム論の陳腐化が避け難いものになっているとし,「サパーパナイトが同
質型コミュニティに封入されるなかで,〈郊外の魅力〉論が急速に色あせたも
のとなりつつあることが指摘されねばならない」(p.207)と述べている。こ
のような郊外に対する批判はかなり古くから出されており,マンフォード
(1969)は住宅の画一性とともに居住者の社会階層,年齢階級の画一性をあげ,
低級な同じ形の環境と批判している。このような批判は他の分野からも数多く
なされており,三浦(1995)によると,郊外は「社会の癌」「都市計画の災禍」
「インスタント・サパーブ」「スラムとサバーブの合成したslurb」「混乱した
郊外のdisturbia」などと嫌われ,「大規模郊外住宅地とその住民は,無個性
な,本来の人間のあるべき姿とはかけ離れたものとして忌避された」(p.51)
とされる。また,三浦は郊外住宅地の均質性と無個性さが,親から子の世代へ
再生産される社会システムそのものが批判されていると述べている。

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