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緊密で安定したコミュニティに

すなわち,その社会的背景とは「都会の堕落をのがれた,自然との調和を
回復した,富と独立に恵まれながらしかも緊密で安定したコミュニティに守ら
れた家族という,複雑な,心動かされるヴィジョンを表現する郊外デザインの
力量から出てきた」(p.5)ものである。さらにそれは,アングロ・アメリカ
ン中流クラスの集団的創造とする社会的背景である。ここで用いられているサ
バーピアは大場(1993)による定義でいうと郊外住宅地をさすのではなく,郊
外地域での生活様式を意味する。

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すなわちサバービアは,元来発祥の地であるイギリスにおいて18世紀の都
市周辺部が最も貧しい住民と悪臭のひどい製造業者が追いやられた,不名誉な
貧民窟であった事実に対してラディカルに新しい都市生活の対立を示すもので
あり,「印象的に,階級の富と特権の集団的主張」(フィッシュマン;1990,p.
10)をあらわし,労働者クラスなどの下層階級から自分自身と家族を分離した
り,仕事と家族の分離をブルジョワジーなどのエリート階層(後に中流階層へ
と拡大)が願望したことに加えて,徒歩から各種交通機関の発達による技術的
な背景があって発達したものである。同様に,マーシュ(Marsh;1990)は
都市史の立場から郊外生活がもたらす家庭生活と中流階層の生活様式との関連
について記述している。郊外の住宅地開発が富裕階層向けとして,地主と投機
的な建設業者によってなされたことはアシュワース(1987)も都市史の立場か
ら都市の生活環境の悪化と居住条件の改善および都市計画運動への展開の一連
の流れから説明している。

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